早稲田摂陵写真部ブログ

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2019早摂祭写真展3

 さて、期待を裏切ってはいけない(?)ので、早摂祭写真展の展示作品を紹介しよう。今回は夏合宿大王崎シリーズで。

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 エントリーNo7.「宝石展の猫」。暑かったので日中はほとんどの猫がお休み。目に寝るの邪魔すんなよ感がハンパない。
 
2019aki1031nerau.jpg

 エントリーNo8.「狙う」。大王崎でも猫は大人気。猫の視線と相まって、背景の右後ろから左へ流れるラインに動きがある。この視線の先に何があるのだろうというのが気になる写真だ。案外何もなかったりするのも猫ならではだけれど。

2019aki1031suiheisen.jpg

 エントリーNo9.「漁港の朝」。この写真もiPhone7だが、波のうねうね感が結構出ていて素敵だ。スマホではよく見るが、船に大きな水色のホットピクセル(輝点)が出ているのがもったいない。

2019aki1031kyokaisen.jpeg

 エントリーNo,10「境界線」。太陽が水平線上に顔を現す直前の風景だが、空と海の色のグラデーションが良い感じだ。灯台の後ろに分厚い雲がかかってしまったが、まだ灯台が点灯しているので、ここだけ夜の雰囲気があって良いかも知れない。

2019aki1031gyokonoasa.jpg

 エントリーNo11.「漁港の朝」。床に反射した太陽がまぶしい。仕事が始まる直前の朝の雰囲気が良い。

10月撮影会plus riverside2

 朝、9:50に大阪駅に集合して、そこからバスで桜宮橋へ向かった。バスを使ったのはただ大阪シティバスに乗ってみたかっただけ銀橋はJR環状線桜宮からでもJR東西線大阪城北詰からでも大阪メトロ南森町からでも10分以上かかる。

 久々のモデル撮影会ということで、前部長もちょこっとだけ参戦した。次の日は模擬試験があるため、午前中のみ参加した。

2019aki1030zenbucho3.jpg

 桜宮橋の階段塔にて。24-70mmのGMレンズを岡本プロが貸してくれたので、それで撮影した。レンズだけで(メーカー希望小売価格)278,000円の贅沢な写真だ。
 
2019aki1030toko.jpg

 今回のモデル全員集合。岡本プロが銀橋(桜宮橋)でナチュラルに登校風景っぽく撮影しているところを横撮り。この後、藤田邸跡公園→八軒浜→中之島バラ園→水晶橋→大江橋→淀屋橋という大阪リバーサイドがこの日のコースだ。

2019早摂祭写真展2

 今日は出張なので撮影会報告は引っ張って早摂祭写真展の紹介の続きをしておこう。

2019aki0926nyanko.jpeg

 エントリーNo,4.「にゃんこ」。今年の春の男木島遠征で撮影した仔猫。人間も動物も赤ちゃんの頃のかわいらしさは別格だ。画像サイズが小さくて少し画面が荒いのだが、不安定な構図も含めてはかない感じが良い。

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 エントリーNo.5.「凜」。自分の家の犬だそうだ。毛の解像感と黒目の艶やかさが良い感じだ。最近はスマホでここまで撮れる。スマホ侮れねぇ。犬もかわいい。

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 エントリーNo6.「Blue」。海遊館で撮影したそうだ。イワシの大群と人間のシルエットのバランスが良い。色調がブルーで統一されていてカッコいい。今回のテーマ"Sea,Sky,Blue and Me"に花を添えてくれた。

 ……と並べてみて、この3枚は全部iPhoneだった。iPhone部に名前を変えようかしら。

10月撮影会plus riverside

 岡本プロ、そして夕方から陽平プロを迎えての今回の撮影会。終点が淀屋橋だったが、そこで話した淀屋橋の由来について書いておこう。かつて、江戸時代ここに淀屋という豪商がいた。

 その総資産たるや20億両という。現在の貨幣価値に換算すると約200兆円。ビルゲイツの資産で11兆円というくらいだからどんだけやねんという感じだが、あまりに財産が多く、借金していた大名も多かった(現在の貨幣価値で100兆円くらい貸していたらしい)ため、恐れをなした幕府に財産を没収されてしまった。詳しくは上記リンク先のウィキペディア「淀屋」をお読みいただきたい。
 
2019aki1028shogoro.jpg

 今の社会で、ボロもうけしている企業の財産を国がすべて没収したらどうなるかと考えてみて、けっこうトンデモないことを江戸幕府はしたなあと思う。画像はウィキペディアからいただいた。鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』に描かれた鉦五郎(しょうごろう)という妖怪の絵である。ここに書かれている解説文に「金の鶏は淀屋辰五郎が家のたからなりし 此かねも鉦五郎と言へるからは金にてやありけん」とある。要するに鉦五郎は財産を没収された淀屋辰五郎が鉦(かね)に取り憑いて妖怪化したものなのだ。ウィキペディアの解説によればこれは石燕の創作によるものとみなされているそうだが、江戸時代の人々は、辰五郎の金に対する執心だけではなく、幕府の行為の理不尽さも感じていたのではないかと思う。

 なお、この淀屋の番頭が淀屋を引き継ぎ、その後裔は江戸末期に討幕運動に加担したそうだ。まあ、そうなるわな。というわけで、淀屋橋はそのかつての淀屋の栄華(と怨念?)を今に伝える橋ということで、こう考えてみると、橋にもいろんな歴史があって面白い。

 というわけで、撮影会の写真を期待していた方は明日以降です。まだ整理できていないのでごめんなさい。

八百八橋

 明日は久々の撮影会。岡本プロを迎えての大阪リバーサイド撮影会の予定。

2019aki1027bridges808.jpg

 画像は大阪国道事務所ウェブページ「ひとみちくらし」からいただいた大阪八百八橋。青が元禄に架けられた橋名で、黒が明治に架けられた橋名ということだ。そこに大阪が八百八橋と呼ばれた由来が紹介されているので、ぜひ読んでください。

 さて、明日はどんな仕掛けをしよう。まさか全員で大川に飛び込むわけにもいかないよなあ。