早稲田摂陵写真部ブログ

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新銀橋

 今は銀橋が拡幅されて、北側に安藤忠雄が設計した新桜宮橋がある。旧銀橋とデザインがほとんど同じなので、言われなければ安藤忠雄設計だとは気づかないだろう。安藤忠雄と言えばコンクリート打ちっ放しのイメージだが、コンクリート打ちっ放しでは「銀」橋にはならない。なぜ、銀橋のような大正~昭和モダン建築の代表のようなアーチ橋の拡幅工事の設計者にポストモダン建築の旗手である安藤忠雄氏を選んだのかよくわからないが、そこは一流建築家ということなのだろう。自己をあまり主張せず、先人をリスペクトしたデザインだ。

 しかし、施工法はボルトなどによる連結を一切行わない全断面現場溶接によるもので、このやり方は国内初だそうだ。おそらく、そこら辺に一流建築家としての矜恃(きょうじ・きんじ)があるのだろう。旧銀橋も戦前は国内最大の主間長を誇る橋だったという。やっぱ、一番は良い。「一番が良いよね」というのがモダンの精神だ。

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 別に「二番で良い」と言う人をとやかく言うつもりはないが、そういう人が、一番を目指す人を自分の位置まで引きずり下ろしてはいけない。一番を目指し、そして、一番である人を素直にあこがれ、祝福しよう。そういう人のおかげで、我々と我々の文化が豊かになるのだから。なお、銀橋の歴史と現在の銀橋を知りたい方は、こちらのサイト(大阪国道事務所・ひとみちくらし)へどうぞ。写真は左が旧銀橋、右が新銀橋。違和感がなさ過ぎて、本当に安藤忠雄設計だと聞かなければまったくわからない。

 今朝は東北で大きな地震があったが、とりあえず大きな被害がなさそうでほっとした。やっぱり、NZの地震と日本の地震には相関関係があるのだろうか。関西でも引き続き注意をしておこう。明日は月例撮影会。三宮方面へ行ってきます。そして、休み明けの木曜日から期末考査一週間前なので、今日でブログを休止します。再開は、12月7日以降になります。よろしくお願いします。

銀橋

 桜宮橋、通称銀橋。大阪市内を流れる大川にかけられた橋で、戦前は日本一のアーチ橋であった。銀橋の西詰めには桜の通り抜けで有名な造幣局もあり、大阪を代表する景観の一つだ。

 「銀橋夜景」で3枚組んでみた。

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 銀橋上から、大川を望む。大川をクルージングしている遊覧船の横をカヤックが静かに漕がれていく。

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 銀橋のライトアップを橋上から。青紫のイルミネーションが美しい。

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 階段塔の内側。鉄の橋とレンガ造りの階段塔の組み合わせがモダンだ。

フォトレタッチ

 当写真部はアドビフォトショップ(ただしエレメンツ)の正規ユーザーなので、アドビからメールが来る。今回の特集は「天体写真を美しく見せる方法」ということだったので、早速試してみた。

 先日撮影したエクストラスーパー十六夜ムーン。この写真を加工してみる。

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 まずは「彩度」を落とす。望遠鏡の色にじみなどを軽減するため、「彩度」を-100に設定しろということだ。要するに、白黒写真にするということ。チュートリアルはCCで行っているが、もちろん、これくらいはエレメンツでも楽勝。

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 次に、「かすみの除去」をしろと言う。それによってコントラストを上げるのだそうだ。この「かすみの除去」という機能はエレメンツにはない。写真のコントラストを上げる方法はいくつかあるが、ここは素直に「コントラスト」の調整を選択し、最大にした。

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 最後に、月の凹凸を強調せよということだ。解像感を高めるため、「明瞭度」を使って、よりシャープな印象に仕上げろという。もちろん、「明瞭度」という機能もエレメンツにはないので、単純に「シャープ」で行く。ただ、通常の「シャープ」では物足りないので、「シャープを調整」を使って、かなりシャープにした。

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 最初のもやっとした月の写真がこんなにバキバキシャープになった。ただ、私としては、黄色っぽくて最初のもやっとした感じの方が好みなんだけど。(すみません、こんな私はミノルタ派です)

 どうでしょう? 撮影も楽しいですが、フォトレタッチも楽しいですよ。このチュートリアルに興味を持った人は、上記リンクから行けるので、一度読んでください。そして、部室のパソコンで腕を磨こう。

 彼(か)は誰(たれ)や冬立ち待ちの月氷る   ただの顧問

 あ、十六夜(いざよい)だったっけ。

11月臨時撮影会

 ところで、京都鉄道博物館では、30,000人の写真展以外にも、いろいろ見学した。それに写真部が動いて写真を撮らないというのももったいないので、展望台に上がった。

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 展望台に上ると、東寺が見える。P900を持ってきて良かった。東寺をどアップで撮影。

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 これはやっぱりこういう構図で取りたくなる。手前にサザエさんがいれば完璧なのだが。誰かコスプレしてくれないかなあ。

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 すれ違いを一枚。ここで一日つぶせそうだ。また来ようね。

きんせんかさく

 今朝も、西の空に月が残っていた。月齢17.2の月だ。

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 十七日目の月を立ち待ち月というが、元来は旧暦八月十七日の月で、秋の季語だ。確かに、こんな寒い時期に立ったまま月を待つこともないわな。本校周辺では朝は3℃まで冷え込んでいたそうだ。おお寒い。

 今日は立冬末候「きんせんかさく」。ここでいう金盞香(きんせんか)とは水仙のことだそうだ。

 水仙にさはらぬ月の高さかな  ただの顧問。

スーパー十六夜

 今朝、起きたら十六夜の月が西の空に残っていた。P900で一枚ぱちり。

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 比較のため、右に今年撮影した仲秋の名月を並べてみた。やっぱでかいかも。

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かたつむり

 昨夜は雨のためエクストラスーパームーンを見ることができなかった。ちょっとがっかりしながら、今朝、少し雨の残る中をとぼとぼ歩いていたら、大きなカタツムリに出会った。

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 カタツムリは変温動物なので、そろそろ冬眠に入る時期である。冬眠はまだなのだなあと思って一枚撮影した。

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 もう一枚。アングルを下げて、少し作品を意識して撮影。コンパクトデジタルではこれが限界だ。

 そういえば、一昨日、NZで大地震があった。東日本大震災の際もその17日前にNZで大地震があった。しかも、東日本大震災の8日後はスーパームーンであった。それで、一部には、NZの地震とスーパームーンと日本での大地震の三つを関連づけて論じる向きもある。

 もちろん、これには科学的裏付けがあるわけではない。必要以上に騒ぐ必要はないが、心の準備は常に必要だ。南海トラフはいつ動いてもおかしくない状況にあるということには違いない。このカタツムリは、昨日からの雨で、少し温度が高いため、外に出てきたのだろうか、それとも。

 Be Prepared、そなえよつねに。(ボーイスカウトの標語)

冬芝や

 つはものどもが夢の跡……

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 応援ありがとうございました!

ブラックつながり

 「試金石」という言葉をご存知だろうか。英語では「タッチストーン(touchstone)」という。「この仕事は彼の試金石だ "This work is the touchstone of his ability"」などと使う。「物の価値や人の力量を計る基準となる物事」ということである。

 では、なぜそういうことを、「試金石」というのだろう。実はそういう石がある。端的に言うとこれである。(言うてないやん)

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 碁石でも知られる那智黒石。先週、大阪市立科学館で行われたジオカーニバルで撮影させてもらったのだが、これがまさに「試金石」である。

 この石に、黄金に輝く石を擦りつける。これがもし金であれば、この黒い石の上に金色の線条痕が残る。しかし、黄鉄鉱などの、金色には見えるが金ではない物質を擦りつけると、灰色っぽい線条痕がつき、金色には見えない。この石で、貴金属の鑑定をすることができる。家に金の指輪と那智黒石の碁石のある人は、この両者を擦り合わせてみたら気を失うかも知れないので、もうすでに買ったものに対してはやってはいけない(どういう展開や)。ともあれ、これが、那智黒石が「試金石」と言われる所以である。

 では、なぜ、それが那智黒石でなければならないのか。世の中には、黒曜石やサヌカイトなど、黒い石はいくらでもあるのに。その理由を簡単に言うと、それらの石より、この那智黒石は圧倒的に黒いからである。試しに、この那智黒石に、他の黒い石を擦りつけてみる。

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 結果は写真の通り。この石は一見黒く見えるが、那智黒石の前では圧倒的に白っぽい。人間の目はだまされやすい。自分の目には同じ黒に見えていても、全然違う。こうやって比較すると、黒にもかなりの段階があることがわかる。

 その意味で、「試金石」は「試黒石」でもあるのだが、日常生活で黒の微妙な違いが問題になることはないので、我々は、黒の違いをほとんど意識していない。ただ、例外があるがあるとすれば、次のようなケースだろう。

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 これは、センター試験の要項だが、以前にも書いたように、センター試験の解答はシャープペンシル不可である。シャープペンシルの黒は、人間の目にはエンピツと同じ黒に見えていても、機械の目にはあまり黒くない。細くても折れないようにするためにいろいろな物質を混ぜているからだが、このため、自分ではちゃんと塗りつぶしたつもりでも、機械はマークしていないと判断することがある。もちろん、すべての大学入試がシャーペン不可というわけではない。大学によって違うので、思い込みで処理せず、しっかり要項を読むことが必要だ。たぶん、日常生活で黒が問題になるとすれば、このときくらいのものだろう。

 しかし、写真においては、黒は最重要問題だ。特に、モノクロームは黒から白への無限の段階を表現するので、締まった黒とそうでない黒の違いは決定的である。カラー写真では黒を気にしないことも多いが、カラーでも、締まらない黒は写真の魅力を半減させることがある(もちろん、写真による)。ブラックインクにフォトブラックとマットブラックの二種類があるのもそういう理由で、フォトブラックは主として光沢系のペーパーに用いて黒を表現し、マットブラックは非光沢系のペーパーに用いて濃度の高い黒を表現する。ペーパーを変えるたびにこの両者を切り替えるのは経済的にうれしくないが、より良い表現を求めるならば、仕方がない。

 最近、エプソンがフラッグシッププリンターである5Vをリニューアルした際に、「業界最高の黒濃度」を売りにした。だから、これは撮影者の問題でもあるし、プリンター(インク)の問題でもある。白は用紙に依存するが、黒はインクに依存する。黒と白のグラデーションを理解することは、写真プリントを理解するタッチストーンだと言えるかも知れない。

 明日は、花園で高校ラグビー大阪府予選決勝。第2ブロック決勝、東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド、VS常翔学園戦は12:30キックオフ。ぜひ応援にいらっしゃってください。


30,000人の写真展

 やっと、30,000人の写真展報告。ポッキーの日にあわせた、というのはもちろんウソだ。

 それどころか、今日は、下駄の日、靴下の日、もやしの日、チンアナゴの日、箸の日、煙突の日、きりたんぽの日、豚まんの日、立ち飲みの日と、「1111」にちなむ記念日が目白押しだ。詳しくは、今日は何の日を参照しよう。

 いやあ、引っ張る引っ張る。これではいつまで経っても作品紹介に行けないので、そろそろ出展作品を。

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 生徒作品。実にいい感じだ。何より架線柱が車体を邪魔していないのが良い。(え? そこ?)

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 顧問作品。モノレールだから、架線柱がないのが何より。(え? やっぱそこ?)

 でも、やっぱりオートン効果は邪道だった。黒枠は結構シブいが、ブラックインクがもったいないので、自前のプリントでは絶対にやらない。(!)